1999年4月の知事就任以来、石原慎太郎東京都知事は、観光政策と都市再生策としてカジノ誘致を提唱しています。東京都のカジノ新設場所としては、お台場地区にあるりんかい線東京テレポート駅南側が最有力です。
東京都は、2003年2月、静岡県・大阪府・和歌山県・宮崎県と地方自治体カジノ研究会を発足、これに神奈川県も加わり、翌2004年8月には地方自治体カジノ協議会に発展させ、カジノの問題点や法整備のあり方、課税方法などについて討議しています。
日本は、外国人旅行者入国数が先進国中最下位レベルです。言い換えれば、世界中の多くの人々は、時代の先端地域であるパリやニューヨークに行ってみたいと思い憧れを抱いている反面、東京には魅力がなく行く価値はないと思っているという事です。
この原因は、政治面や文化面など色々あるでしょうが、一番大きなものとして考えられるのは、我が国では、終戦から一貫して必要十分条件の中での経済効率性が第一に考えられ、娯楽や精神的ゆとりを重視するライフスタイルが進化できなかった点です。これによって日本の、とりわけ都心部では、外国からの訪問者が、物質的にも精神的にも容易にくつろぐ事のできない環境が生成されてしまったのです。
カジノは、健全な娯楽場を提供してくれるだけでなく、世界からの集客力でエンターテイメント産業を国際レベルへと発展させ、ライフスタイルをより充実させてくれます。
経済ばかり重視するタイトな東京が世界から憧憬の的となるには、十分なホスピタリティを享受できる都市である事を世界に実証しなければなりません。カジノは、それを可能にするでしょう。
(2006年7月5日 編集)
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