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パチンコ問題放任とカジノ実現の矛盾

パチンコ問題放任とカジノ実現の矛盾 -2-

ラスベガス ヴィアタワーズ

 日本の行政は、パチンコが実態賭博でありながら単なる遊技と定義し、入店時本人確認も義務付けせず、本気でギャンブル依存症対策に取り組もうとしていません。パチンコ・パチスロのゲーム方法は、営業店舗が恣意的に釘調整・設定変更する事を前提としており、顧客が遊技台を選ぶ段階で勝敗に大きく影響します。「出る台」に座るため朝からパチンコ店に並ぶ必要があり、「出ない台」しか空いていないと顧客の勝ち目はありません。日本の釘調整・設定変更は、カジノではマシンのコンポーネントを勝手に変える詐欺的違法行為になります。※1
 現在、パチンコ・パチスロ営業店舗数は国内で約12,000、日本の人口は約1.3億人です。一方、アメリカ合衆国全土のランド・リバーボート・インディアンの2010年カジノ営業店舗数は約900、米国の人口は約3.1億人です。※2
 パチンコが完全に禁止された後、適切な行政管理の下、日本にカジノが最大限増えたとしても500店舗を上回る事はないでしょう。世界で最もカジノの多いアメリカが900店なのに対し、人口が米国の半分以下の日本で、行政管理も杜撰なパチンコ・パチスロ店舗数1万2千店は異常なのです。
 換金や遊技方法で違法を前提としているにもかかわらず、本来これを糺すべき政治家・警察・マスコミが癒着しているパチンコを国が放任したまま、カジノだけ厳格な法制度を構築し、パチンコとカジノの2者を運用した場合、マシンゲームサービスが重複し合うギャンブル専門店に対する国の許可システムが、放任と厳格な運用という相反する2つの基準により成り立つ事になります。国によるギャンブル専門店に対する放任と厳格な運用という2つの基準の実施は、結果として、カジノにおける法の終極的実効力を否定する事になります。
 パチンコを放任したままで、東京都のお台場にカジノができたとします。近くの月島にはパチンコがあります。お台場カジノにはスロットマシン、月島パチンコにはパチスロがあります。この2つは外見上、目押しがないかあるか以外、ほぼ同じです。お台場のカジノは、顧客入店チェックと、経営者・従業員・出入り業者の身辺調査がなされますが、月島のパチンコは、入店時のチェックはほぼ皆無で、身辺調査も行わず、反社会勢力が経営サイドに付いたとしても、行政管理が行き届いていないためバレません。お台場のカジノに入れなかったギャンブル依存症者は、パチンコ店に通う事になり、カジノライセンスをもらえなかった反社会勢力は、パチンコ業界に入り込もうとします。
 カジノではフロアの24時間モニタリングにより、勝手にマシンのコンポーネントを変更する事は不可能ですが、行政管理が杜撰なパチンコ店では、イベントや新台入替ごとに釘調整・設定変更とやりたい放題です。厳格なカジノと杜撰なパチンコの放任を見て、世界の人々から、「日本のギャンブル行政は、朝鮮系パチンコだけに治外法権を認めている」と非難されるでしょう。
 ギャンブル専門店カジノにおける国の法の運用が、依存症や反社会勢力介入を防止し、ギャンブル専門店を公正に運営させる事を終極目的としている一方で、カジノと重複するサービスの(実態上)ギャンブル専門店パチンコを国が放任する事は、依存症・反社会勢力介入の防止、および、公正な運営の徹底に対する否定であり、カジノにおける法の運用を以ても、終極目的が達成されなくなるのです。依存症者や反社会勢力は、重複するサービスのギャンブル専門店パチンコで許されるんだからと言って、カジノに対しても、不当な要求をしてくるでしょう。
 パチンコ問題を放任したままカジノを実現させるのには無理があります。カジノ法という特別法を制定するのなら、欠陥で成り立つパチンコ・パチスロの換金禁止を決定すべきです。
 2010年8月、民主党衆議院議員古賀一成カジノ議連会長私案として、カジノ法案(IR法案)が発表されました。さらに、1年後の11年8月には、カジノ法実現のための推進法案(IR推進法案)をカジノ議連が決定しました。ここから先は、いよいよ現実問題に目を向けなければなりません。
※1 米国ネバダ州法が賭博機械構成要素について、だます目的で通常仕様から変更する事を詐欺的違法行為と規定している内容は以下の通り。 Nevada Revised Statutes 465.070 Fraudulent acts. It is unlawful for any person: 7. To manipulate, with the intent to cheat, any component of a gaming device in a manner contrary to the designed and normal operational purpose for the component, including, but not limited to, varying the pull of the handle of a slot machine, with knowledge that the manipulation affects the outcome of the game or with knowledge of any event that affects the outcome of the game. ※2 米国カジノについては、2011 AGA Survey of Casino Entertainment を参照。

パチンコ問題の放任 参考文献

Gambling Law US Website
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