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斜陽のパチンコ産業

斜陽のパチンコ産業 -2-

ソウル 江南 COEX

韓国ではパチンコ禁止
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 韓国のゲーミング産業と言えば、ソウル、プサン、済州島にある国営や民営のカジノが有名です。実は、このカジノ以外に、日本で言うパチンコが、つい最近まで存在していたのです。
 韓国国内では、換金できるゲームセンターが、2004年に約1万店ありました。これら
ゲームセンターには、日本のパチンコ台の釘を取り去ったメダルチギや、スロットマシンであるリールゲームと言う遊技機が置かれていました。メダルチギは、日本のパチンコ台を再利用したもので、パチンコ玉の代わりにメダルを使用します。メダルが入賞口に入ると、液晶画面の抽選がスタートし数字や絵柄がそろって大当たりになります。
 メダルチギやリールゲームで、獲得できる賞品が商品券です。韓国でも、ゲームセン
ターでこの商品券を現金に換える事は違法となるため、建て前上、ゲームセンターとは関係ないとしている近くの換金所で、商品券を現金に換える事が可能となっていました。
 韓国パチンコ(メダルチギ・リールゲーム)の仕様や換金までの流れは、日本のパチンコを模倣したものです。
 2006年には、韓国政府が正式にパチンコを禁止します。韓国パチンコの問題点は、日本のパチンコと共通しています。
 韓国パチンコは、街の商店街やATM機のあるコンビニのすぐ近くにあり、成人の誰もがいつでも(一部店舗は24時間営業)利用できました。韓国でも、パチンコ中毒者を生む事になりますが、そういった人物をパチンコ店に入店させない管理体制もなければ、治療する対策も施されていませんでした。賭博行為を否定するパチンコ店舗側に問題意識はなく、脱税や遊技機不正改造、反社会勢力の介入が横行し、韓国警察・検察の取り締まりも不十分だったのです。
 日本のパチンコ依存症を取材している作家 若宮健氏は、著書「打ったらハマるパチンコの罠 PART2」(社会批評社、2008年刊行)で、韓国でのパチンコ禁止の背景を報告しました。
 若宮氏に韓国パチンコ事情を伺うと、「2006年10月に法律でパチンコを禁止した韓国では、翌年、パチンコ屋がすべて撤去された。裏の組織が地下で営業しているパチンコ屋もあったが、2008年には地下組織も摘発され、韓国パチンコは徹底的に排除されている。韓国国民のほぼ全員が、パチンコ屋がなくなって良かったという意見だ。」と述べています。
 日本では、韓国パチンコの存在を知らない人が多く、これが禁止になったという事実も伝わってきません。若宮氏は上記著書で、韓国でのパチンコ禁止という実態を日本で報道しない、パチンコ広告で潤う我が国のマスコミの無責任な姿勢を批判しています。
 若宮氏からは、日本でのカジノについてもご論考を頂きました。
 「観光資源を活かすために、日本でカジノを解禁する意見には賛成だ。カジノ解禁のプラス面は、戦後のドサクサで咲いたパチンコというあだ花を徹底規制できる事。韓国では国内カジノのうち、ソウルから2時間以上かかる1ヶ所だけ自国民が出入りできる。モナコは自国民が入れない。カジノを解禁した場合、ギャンブル依存症から守るため、自国民が入れる場所は1ヶ所にすべきだと思う。」
 日本でのカジノ開設にあたって、ギャンブル依存症対策の徹底は必須です。ギャンブル中毒者等問題のある人間の入店禁止、入店後でも、問題者を発見し退場させられるシステム、正式な療養機関によるギャンブル中毒者の治療等は、ゲーミング産業が存在するための条件と言えます。
 外国人専用カジノについては、ギャンブル依存症対策という面を考えると、あっても良いと思います。最近は、オンラインカジノ中毒の問題もクローズアップされてきましたが、アメリカは、2006年、不特定多数が利用できるインターネットギャンブルを法律で禁止しました。日本でもこういった措置をとるべきです。
 換金可能なギャンブルであるパチンコは、韓国で禁止されましたが、遊技としてごまかされている日本のパチンコには、どの様な問題が潜んでいるのでしょうか。次ページ「パチンコ業界をコントロールする警察」で解説します。
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