常滑市臨空都市カジノ協議会伊藤譲一委員長は、中部国際空港(セントレア)対岸の前島について、「ホテル・スポーツジム・ウェディングチャペル等が既に営業しており、りんくう常滑駅隣接地では、2009年開店予定のイオンモールが建設中で、着々と開発が進んでいる。カジノ構想エリアは、イオンモール予定地東側になる。また、協議会メンバーは、昨年までに、プサン・ラスベガス・マカオのカジノ施設を視察しており、実地研究を行っている。」と発表しました。
堺都市政策研究所の鍋島道雄氏は、「関西圏人口2,000万人の中で、堺市は、関西国際空港、大阪国際空港他、鉄道・高速道路・港等、交通アクセスが整備されている。ただ、当初カジノ用地として想定していた堺浜地区では、シャープ新工場建設が2007年に決定されたため、堺浜南西側の埋め立て地第7-3区を、新たなカジノ計画地として調査・研究していきたい。」と表明しました。
沖縄経済同友会の又吉章元事務局長は、「本県仲井眞知事は、カジノについて見識が深く積極的であり、2007年には沖縄県の組織として、カジノ・エンターテイメント検討委員会の設立に至った。同委員会では、沖縄にカジノができた場合の問題を含め、活発に議論を行っている。カジノ導入に向け、行政と民間が一緒になり、国際観光都市を沖縄で実現させたい。」と主張しています。
今回初参加となった宮城県へのカジノ誘致を目指す、東北観光産業としてのカジノを考える会永窪威会長は、主にビデオによるプレゼンテーションでしたが、同会は、各界から著名人を集めてのカジノ・フォーラムを、仙台市で定期的に開催しています。
東北観光産業としてのカジノを考える会と共に初参加となった、くしろ複合観光・ゲーミング誘致研究会白崎義章会長は、「釧路市は、阿寒と釧路湿原という2つの国立公園を有し、自然に恵まれている。現在、北海道内6ヶ所の地域にカジノ研究会があるが、これら地域間の意見交流も始まっている。道東でのカジノ実現に向け、市長や市議会に対し積極的に働き掛けていきたい。」と伝えました。
最後に、日本カジノ健康保養学会の林伸光氏は、「各地域の計画を伺ったが、実現に相当の投資が必要になる。日本では近年、各地で大型ショッピングセンターが建設された結果、個性のない古い小さな商店が陳腐化していった。消費者は浮気者だ。こういった大型ショッピングセンターに併設してカジノができるとしたら、それでいいのだろうか。地域のお客様をターゲットにした小規模投資のカジノもあるべきだと思う。これが中西代表の考えだ。」とカジノ利用者からの立場で街づくりを提案しました。
そして、林氏は神戸を参考に、「神戸旧居留地の近代建築を、そのままカジノにしても良い。今、この様な建築物を模倣して造っても、地域のアイデンティティは活かせない。古いモノをうまく活用する事が、地域の自治体の個性として大切。ドレスアップして出掛けれるカジノを、地域みんなで造る。これこそ、ハードではないソフトを提供するカジノだ。」と述べています。
独自の風俗色の薄い地域に巨大カジノコンプレックスができても、集積による利便性や珍しさで観光客は集まるでしょう。しかし、他地域に魅力的な新しいカジノコンプレックスができると、今度は新しい方に観光客は流れて行きます。
リピーターを獲得するのは、規模ではなく、「その地域独自の文化・風情を味わえるカジノ」といった、オンリーワンである事だと言えます。
≪ 前ページ 次ページ ≫ 1/2/3/4
|