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日本カジノ創設サミット

愛知レポート

愛知レポート -4-

名古屋城

プレゼンテーション
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 カジノ創設サミットの最後に、海外カジノオペレーター2社によるプレゼンテーションが行われました。
 シンガポールからは、マリーナ・ベイ・サンズ社ジョージ・タナシェビッチ総支配人兼常務取締役がスピーチしています。ラスベガスに本社を置くサンズ社は、ラスベガスやベツレヘム(ペンシルバニア州)の他、マカオ、シンガポールに展開する、インテグレーテッドリゾートのグローバルディベロッパーです。
 タナシェビッチ氏は、「サンズは、マカオにおいて、コタイストリップ地域のホテル事業計画を続けており、客室数で2万部屋以上増やしていく。シンガポールのマリーナ・ベイには、55億米ドルを投資しており、開業直後の雇用者数は1万人。屋上庭園のスカイパークはJFEエンジニアリング、ミュージアムは五洋建設が担当し、日本の高度な技術のおかげで当リゾートが完成する。我々は今後も、地域市場に合わせた、唯一無二のインテグレーテッドリゾートをデザインしていく」と述べました。
ジョージ・タナシェビッチ氏
マリーナ・ベイ・サンズ
ジョージ・タナシェビッチ氏
ステファニー・ウォン氏
シティ・オブ・ドリームス
ステファニー・ウォン氏
 中国からは、メルコ・インターナショナル・ディベロップメント社ステファニー・ウォンビジネス開発部門ディレクターが来談しました。香港を本社とするメルコ社は、マカオでカジノ事業を展開しています。
 ウォン氏は、「シティ・オブ・ドリームズ(COD)は、メルコが24億米ドルの建設費を注ぎ、2009年6月オープンした。マカオ国際空港から車で5分のコタイ地区一等地にあるCODでは、多彩なエンターテイメントを用意している。日本はインテグレーテッドリゾート開発に最も適しており、優れた文化と科学技術を持つ日本の発展のため、メルコが貢献したい」と語りました。
 20年前までは、カジノやホテルしか運営していなかった会社が、今日ではゼネラルディベロッパーとして、世界中に進出し始めています。一方、我が国には、カジノ運営実績を持つ企業がありません。日本でカジノが解禁された場合、参入企業は外資だらけになる可能性があります。
 日本が、世界で一番インテグレーテッドリゾートの開発に適しているならば、それに見合う日本の企業が活躍するべきです。外資企業に見習うものは多いですが、我が国の企業が発展してこそ、日本経済に寄与できるのです。国際観光促進が国策である以上、カジノ合法化後一定期間は、日本企業が主導する運営主体に対しカジノライセンスを供与するといった、国内企業群が初心者マークを外すまでの外資規制は必要でしょう。
 次の第7回日本カジノ創設サミットは、2012年3月17日(土)に北海道釧路市阿寒湖アイヌシアターイコロで開かれる予定です。04年の熱海市(第2回)以来の温泉街、そして、同サミット初の国立公園内開催となります。大自然の恵みを観光面からどう活かすか、国内外の訪問客から高い評価を得るための斬新なアイデアを見出せそうです。

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