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日本カジノ創設サミット

徳島レポート

徳島レポート -3-

大鳴門橋

カジノ誘致団体活動報告
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 岩屋毅衆議院議員は当特別講演で、「カジノを設置するかしないかは、あくまでも、その地域の方々が判断する事になる。地域の中で議論をし、コンセンサスを得て、立候補するというエネルギーこそ、立法化の原動力となる」と訴えています。
 今日、日本全国至る所で、カジノを誘致したいとの声が上がっていますが、日本カジノ創設サミットin徳島では、その中から9つの団体による、カジノに対する各地域の取り組み状況報告が行われました。
 熱海市からは、今回参加予定であった熱海・カジノ誘致協議会の森田金清会長が所用のため欠席となり、代わりに熱海市役所観光戦略室の立見修司氏が出席しています。立見氏は、「2009年3月に開港する富士山静岡空港に加え、熱海と東京間の海上新航路開拓も予定するなど、交通インフラ整備により、熱海・箱根エリアが一体となった広域観光圏になりつつある。観光客受け入れのために、行政と民間が手を結び、地域づくりの一つとしてカジノ合法化推進に取り組んでいきたい」と述べました。
 秋田市イーストベガス推進協議会の長谷川敦理事長は、「体験カジノパーティーや勉強会を定期的に開催し、街頭PR活動も行うなど、市民のコンセンサスを得るための活動を第一にしており、自治体に対しては、カジノ問題をより積極的に取り組ませる事が課題となっている」と報告しました。
 珠洲市の能登にラスベガスを創る研究会刀祢秀一会長は、「新聞折り込みによる広報活動や講演会を開催し、石川県全体でカジノ創設の気運を高めようと努力している。2005年に『日本カジノ博物館』の商標登録を済ませており、珠洲にカジノが実現すれば、ぜひ同博物館を建てたい。当地では水中カジノ構想もある」と紹介しています。

各地域の取り組み状況報告

 常滑市臨空都市カジノ協議会伊藤譲一委員長は、中部国際空港(セントレア)対岸の前島について、「ホテル・スポーツジム・ウェディングチャペルが既に営業し、りんくう常滑駅隣接地では、イオンモールも2009年の開店を目指しており、着々と開発が進んでいる。カジノ構想エリアは、イオンモール予定地東側になる。また、協議会メンバーは、昨年までに、釜山・ラスベガス・マカオのカジノ施設を視察しており、実地研究を行っている」と発表しました。
 堺都市政策研究所の鍋島道雄氏は、「関西圏人口2,000万人の中で、堺市は、関西国際空港、大阪国際空港、鉄道・高速道路・港といった、交通アクセスが充実している。ただ、当初カジノ用地として想定していた堺浜地区では、シャープ新工場建設が2007年に決定されたため、堺浜南西側の埋め立て地第7-3区を、新たなカジノ計画地として調査・研究していきたい」と表明しました。
 沖縄経済同友会の又吉章元事務局長は、「本県仲井眞知事は、カジノについて見識が深く積極的であり、2007年には沖縄県の組織として、カジノ・エンターテイメント検討委員会の設立に至った。同委員会では、沖縄にカジノができた場合の問題を含め、活発に議論を行っている。カジノ導入に向け、行政と民間が一緒になり、国際観光都市を沖縄で実現させたい」と主張しています。
 今回初参加となった宮城県へのカジノ誘致を目指す、東北観光産業としてのカジノを考える会永窪威会長は、主にビデオによるプレゼンテーションでしたが、同会は、各界から著名人を集めてのカジノ・フォーラムを、仙台市で定期的に開催しています。
 東北観光産業としてのカジノを考える会と共に初参加となった、くしろ複合観光・ゲーミング誘致研究会白崎義章会長は、「釧路市は、阿寒と釧路湿原という2つの国立公園を有し、自然に恵まれている。現在、北海道内6ヶ所の地域にカジノ研究会があるが、これら地域間の意見交流も始まっている。道東でのカジノ実現に向け、市長や市議会に対し積極的に働き掛けていきたい」と伝えました。
 最後に、日本カジノ健康保養学会の林伸光氏は、「各地域の計画を伺ったが、実現に相当の投資が必要になる。日本では近年、各地で大型ショッピングセンターが建設された結果、個性のない古い小さな商店が陳腐化していった。消費者は浮気者だ。こういった大型ショッピングセンターに併設してカジノができるとしたら、それでいいのだろうか。地域のお客様をターゲットにした小規模投資のカジノもあるべきだと思う。これが中西代表の考えだ」とカジノ利用者からの立場で街づくりを提案しました。
 そして、林氏は神戸を参考に、「神戸旧居留地の近代建築を、そのままカジノにしても良い。今、この様な建築物を模倣して造っても、地域のアイデンティティは活かせない。古いモノをうまく活用する事が、地域の自治体の個性として大切。ドレスアップして出掛けられるカジノを、地域みんなで造る。これこそ、ハードではないソフトを提供するカジノだ」と述べています。
 独自の風俗色の薄い地域に巨大カジノコンプレックスができても、集積による利便性や珍しさで観光客は集まるでしょう。しかし、他地域に魅力的な新しいカジノコンプレックスができると、今度は新しい方に観光客は流れて行きます。
 リピーターを獲得するのは、規模ではなく、「その地域独自の文化・風情を味わえるカジノ」といった、オンリーワンである事だと言えます。
徳島県庁(左側) 眉山(中央) 故黒川紀章氏所有のモナ・リザ号(右側 黒いクルーザー)

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